ミンとルウ

高まったときに書きます

呪いと魔法

数年前の話。付き合っていた人と別れた。当たり前だけど、付き合っている間、別れることになるとは思っていなかった。



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別れる1年前くらいに彼の友人と偶然会うことがあった。そのときにかけられた言葉はネガティブな響きに聞こえた。

彼からは「付き合い始めと比べて、太った」とか「肌が荒れている」とか、たまにだけど見た目について指摘されることがあった。自分でもその通りだな、と思った。「美容垢」と呼ばれる美容系の情報を発信するTwitterアカウントを片っ端からフォローして、流行っている化粧品をたくさん試し、評判の良い皮膚科に3時間並んで通った。ステマにも沢山引っかかったかもしれない。毎朝体重計に乗ったり、食事をすべて記録したり、筋トレをしたりしているうちに、だんだんと食欲もなくなってきて、7kg痩せた。

 

 

その後色々とあり、自分から別れを告げたとき、彼は泣いた。泣いているところは初めて見たのでびっくりした。別れたくない、これまで仲良くやってきたじゃないか、小さいことでも何でも話せて恋人だけどそれ以上に親友でもあったのに‥と言われた。

 

 

彼は、付き合っていた5年弱の思い出を振り返ったらしい。付き合い始めの頃の写真を見て懐かしんでいた。「〇〇も老けたよね」と、何の悪気もないトーンで言われたとき、反射的に涙が落ちた。

一度涙が出ると止まらず、何で泣いているのか不思議で、「ごめん、気にしてないよ!」と言った。別れ話の間一度も泣かなかったのに、不意に出た一言がなぜ刺さったのかよく分からなかった。

彼は「きっとこういうところが〇〇を傷つけてきたんだね、ごめんね」と言った。その後、何度か話し合いをして、最終的に別れることに決めた。

 

 

 

女性に生まれて生きづらさを感じることがある。直接的なものから間接的なものまで、自分を傷つける出来事は沢山ある。糾弾しようにも残念ながらこの社会ではよくあることだし、なぜか自分に刃先が向いてしまうこともある。仕方無しに冗談や悪ふざけとして処理することがほとんどだ。

 

 

自分にかけられた呪いを一緒に解く存在でいてほしかったのかもしれない。

逃げ恥のゆりちゃん

https://togetter.com/li/1061616

 

「よし!今日も可愛いぞ!」という魔法も、

キラキラするためのプラクティスも、自分のためにしたい。

道重さゆみちゃん

https://youtu.be/jNojxznXxkc

 

 

このブログを書きあげたのは2018年の秋頃で、そのままずっと下書きに入れていた。誰かを責めたいわけではないのに他責に寄っている気がするし、主張にも一貫性がなく思えたから。

何が言いたいのか定まらず、ぐちゃぐちゃだし、誰かを不快にさせるのかもしれない。でも公開してみます。性別は置いておいて、人と人として、お互いを尊重できる人と一緒に生きていきたい。

 

今、幸せです。ティラミスごち。